質問に答える日。今日のご質問【足がマメだらけになる】のはどうして、についてのお話。

靴の基本

 

こんにちは。巡(めぐり)と申します。

靴が痛い・靴選びが難しいなどの靴のお悩みはありませんか?

そんなお悩みを解消したい!という活動をしています。

 

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娘がホテル業なのでパンプス必須です。全、足ゆびがマメだらけになりました。何が原因でしょうか?(補足;ベルトパンプスは不可とのこと)

Instagramで質問を募集し始めたところ、毎日ご質問をいただくようになりました!

これはありがたーーーい!

ブログって何を書こうかなーってテーマに迷う事が多いから、質問をいただけるとそれだけでブログが書ける。ありがたいです。。。

わかる範囲になりますが、全力でお答えしていこうと思います!

 

具体的にどの部分がマメだらけなのか・・・?というのも知りたいのですが、ひとまずあるあるで答えていこうと思います。

わかる点を整理していきます

①パンプスでお仕事をされている
②パンプスはベルトタイプは不可
③ホテル業で、部屋への出入りで靴の脱ぎ履きが多い

以上は、教えていただけた内容です。

靴のゆるみ具合、ヒールの高さ、足・靴のそれぞれのサイズは不明。靴メーカー等も不明です。

パンプスの悩みあるあるをいくつか挙げてみます

  • ヒールの高さによって、靴内で足が前へ移動してしまう
  • かかとが脱げる
  • 小指が痛くなる
  • 爪が痛くなる
  • 甲の縫い目に食い込む
  • 親指が痛い
  • 親指の爪が痛い、巻き爪

このようなあるあるが挙げられます。きっと他にもお悩みは多いと思います。パンプスの場合は特にですね。

パンプスというだけで足への負担が大きいです。

プロでも市販のパンプスを足に合わせていくのは非常に難しく、100%完璧に合わせるなどはまず無理なので、少しでも精度を上げていきたいと思いながらお仕事されている方が多いです。

 

パンプスのお悩みあるあるから考えられるマメの原因とは何だろうか

とっても多いです。パンプスからのマメ。私自身も何度も経験あります。

いまでも靴選びを油断するとマメが出来ると思います。

どうしても自然に歩けないし、痛みが出てくると最悪ですよね。すべての事に集中できなくなる。

お仕事でパンプス指定というのは減ってきてると思いますが、ゼロではないですね。

さて、パンプスあるあるのマメ問題ですが。。。

①とても多いのは、小指でしょうか?

小指に関しては、マメ・タコ・魚の目というフルコースで経験されてる方も多いと思います。

②中足骨付近のタコなど

わからない方のために写真を載せましょう。

パンプスの痛くなりやすい場所、足の指の付け根あたり。

これですね。ここにマメ・タコ・魚の目が出来る方がとっても多いです。私も以前、経験してます。

③第一関節のマメ・タコ、特に第二趾。

第二趾→2番目の足ゆび。人差し指ですね。

第二趾が長い方は、足の幅が細い・甲が薄い方がとても多く、第一関節にマメ・タコができやすいです。

細い・薄いとパンプスの前滑りが顕著で、つま先の天井部分に関節がずっと触っているような状態になります。これで第二趾の第一関節にマメ・タコが出来てしまうと思われます。

私が今まで見てきた中で、第一趾(親指)が長い方では、第二趾の関節のマメ・タコはあまり見たことがありません。ぶつかりにくいのでしょうね。

 

④足裏、第一趾のマメ・タコ。

これも結構多い印象~!

すぐにカチカチの硬い角質になりやすい部分ですね。

ここはあまり魚の目は聞かない気がします。骨が太いからなのか?

 

ザッと挙げましたが、パンプスを履かれる方は、心あたりがありませんか?

いつもマメ・タコが出来てて当たり前になってる人もいるかも。。。

でもこれらは、合わないパンプスを履くのをやめると消えていきます。

ということは【足のトラブル】なんですよね。

 

どうして、こんなにマメができやすいのか?

その理由。それは、靴が足と合っていないのはもちろんなのですが

  1. 靴表示のサイズというよりも足型と靴型の違い
  2. ヒールの高さ
  3. 足を支えにくい構造

このような事が考えられると思うのです。

それぞれを解説してみましょう。

 

理由①靴表示のサイズというよりも、足型と靴型の違い

ちょっと、何言ってるのかわからない・・・と言われそうな予感(^^;)

ほとんどのパンプスの場合、例えば靴表示が23.0cmだったとしたら、素足の足長23.0cmの足で合う方が多いです。

だとしたらそれでいいじゃん!・・・ではないんですよね、パンプスの場合。

靴23.0cm→足23.0cmで合わない。

なんで?

すっごい説明が難しいんだけどーー。

 

例えば

①つま先の形状
オブリーク・ラウンド・スクウェア・ポインテッド・アーモンドなどなど、いろいろな靴のつま先形状がありますね。ただ単に【とがっている靴(ポインテッド)】なんて言ってもすごい多種になります。

それに加えて自分の足の形がある訳です。
例えば、第二趾が長いからポインテッドが合うはず・・・なんてあっさり言えないんですよ。

系統としてはあっているかもしれないけど、指の長さ・薄さ・形だって千差万別なわけです。

系統を見極めるのはとても大事ですが、それに頼りすぎないという事もとっても大事です。

 

②足幅・足囲の違い

足幅とはそのままズバリ幅の事ですね。

これ↓

この横の長さですね。骨が出ているところ、足の曲がる部分ですが、ここの直線の長さです。

だいたい9cmとか、10cmと、11cmとか。もちろん個人差があります。

 

足囲はこれです。足幅の部分をぐるっと一周した長さです↓

この部分の一周の長さを足囲と呼んでます。

この二つを組み合わせてE とかEE とかEEEとか書いてある靴があります。表示を見たことありませんか?

これを鵜吞みにすると失敗しやすいです。

【私は23.0cmのEEだわ!】など、思い込んで靴選びをする方が多いのですが、これは難しいです。なかなか合う形に出会えないと思います。足囲・足幅の部分はみんな違うので簡単に表せませんし、甲の高さについては細かく表記されないので判断が難しいのです。

 

③かかと幅の違い

これがじつはすごく重要です。かかと幅??なにそれ、みたいな。

かかと幅は計れますが、それを計ったとしても靴には一切表示がありませんのであまり参考にならない。

見た目では全くわからないのですが、実はこれが合わない事で【きついパンプスも脱げてしまう】という事が起こります。

かかとが合う経験がないという方、かかとの大きさ・かかと幅を気にしてみてください。

 

なんか、読んでて眠くなってきてしまうような内容ですよね。かかとなんて、重要なのに表示ないし。。。

 

気を取り直して次へ。

理由②ヒールの高さ

これはわかりやすい!

そうです。ヒールの高さ。

勿論ですが、高ければ高いほど、マメができやすいと思います。

そしてとにかく疲れやすい。

私はせいぜい3cmが限界ですね(^^;)

フォーマルで7cmくらいのパンプスも持っていますが、最近は滅多に履かなくなってしまった。

私の靴の場合は、革が伸びて幅がゆるくなってきたのも、疲れの原因かなと思います。

高さがあれば、傾斜がありますので靴内での前滑りが起こります。

これで足の前足部にマメができやすくなります。

わかりやすい理由ですね。

 

理由③足を支えにくい構造

これも、ちょっと意味不明だわと思われるかもですね。

足を支えにくいというのは、足を覆う面積が少ないという意味で書きました。

覆う面が少ない方が足に当たらなくてラクなのでは?と思われる方がいるようですが、そういう事ではないと思いますよ。

しっかり足を支えて歩く、これが靴の仕事です。

支える面積が少ないと、足がブレます。揺れてしまいます。靴内で足がブレると、いろいろな所に足がぶつかります。

それを脱げないように必死に止めようと、足が頑張ってしまいます。

これが、めちゃくちゃ疲れますよね。

できれば、ベルトのある靴が良いです。

足首に近い辺りで、しっかり足を支えるパンプスが良いですよ。

あとから付けるベルトも売っています。

前滑りが減って、かかとも安定するので、靴擦れが減ります。

こんな便利グッズがありますので、利用してみましょう!!

 

しっかり足裏をフィットさせる。時にはインソールをうまく使おう。

パンプスは、ヒールの高さがあるので、足が柔軟に変形します。

土踏まずがポッカリあいてしまう、という経験をしたことがありませんか?

これは、足が常に背伸びをしたような状態になるので、アーチが高くなります。

逆に横アーチは潰れやすくなります。
(これが外反拇趾・内反小趾の原因かな?と私は思っています。医師ではないので断言はしませんけどね)

土踏まずがポッカリ開いてしまうのは仕方がないので、この部分を埋めてくれるような、支えてくれるようなインソールを使ってみるのもおススメです。おどろくほど、足がラクになります。

いくつか、商品を上げておきますね。

パンプスの場合、きつくなるのは本当にツライという事もあるでしょう。

もし、つま先から踵までのフルインソールを入れて、指先が当たるなどがあれば、かかとだけの半分のインソールにしましょう。この写真の2番目・3番目のインソールです。

半分のインソールは、靴のサイズ感は変わらずにアーチを支えてくれます。

もし、フルインソールを入れてもきつさが無ければ、そのままフルインソールにしておきます。

このAmazonの写真だと1枚目、4枚目の物です。つま先から踵までありますのでしっかり足裏を支えます。

 

しっかり足に合わせる事、つま先が当たらないようなサイズ感で、横からと、かかとはぴったりフィットすること、歩いてみて力を抜いて歩けること、どうしてもつらい時はインソールを上手に使う事。

パンプスはとても難しいです。

いろいろ試してみて、あまりにも辛い時は無理をしないようにしましょう!

 

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靴の事で何かお困りの方、どうぞ小さなことでもご相談ください。

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