こんにちは。巡(めぐり)と申します。
靴が痛い・靴選びが難しいなどの靴のお悩みはありませんか?
そんなお悩みを解消したい!という活動をしています。
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外反母趾について、今日は少し語ろうと思います。
とてもつらい、切実な問題ですね。
本来なら、足を守るべき靴が、足を攻撃してしまいますよね。
外反母趾の悩みとは
私の専門は『靴』なので、外反母趾を治療するという話は専門外になります。
(医療の話になるので)
と言っても、靴の仕事をしている以上、”外反母趾で靴が痛いからどうにかして欲しい”という悩み相談はとても多く、販売員をしていたころは毎日のように聞いた話です。
治療は出来ませんので、新しい靴を探す場合は、少しでも痛みを減らせるような靴をオススメしてみたり、使用済みの靴で痛みが出てきたら、お話を伺いながら調整したりという仕事内容になってきます。
3E・4Eならいいの??
外反母趾の悩みを持つ方が、よく『3Eや4Eが履きやすいでしょ?』と仰います。
この先入観は、ぜひ止めましょう。
3Eとか4Eという表示は、履きやすさの意味ではありません。
足の周りの長さ(足囲・ワイズ)を表しています。
(例)足長23.0cmで足囲24.0cmであれば、23.0cmの3Eとなります。
では、足囲が3Eなら靴も3Eで良いじゃないか。
そうとも限らないんです。やはり、合う・合わないがあります。
足囲の表記ばかり意識していると、履き心地の良さから遠ざかってしまう事も多くあります。
同じ足囲でも、甲の高い低いなどの違いがあるので簡単には決められません。
また、外反母趾の方は足裏のアーチの支えがとても重要です。
足の裏のカーブがピタッとフィットする物をしっかり選びましょう。
自分の足型を知るという事
ちなみに、私の足型はこちら。
ScreenRecording (2) (別ウィンドウで開きます)
自分の足は、たまーに計測してます。
靴業界のお友達に測ってもらったり、この画像は10か月前に自分でアプリで計測しました。(今はこんなに簡単に無料アプリで足型の測定ができちゃうんですよね~。)
第三者から見たら、私の足型はどのように見えるでしょうか?
私は自己判断で気になる部分は
- 右足→第一指(親指)が厚みがあり、爪が上を向いている
- 左足→第一指のひねり、外反母趾、第2指が長い?
- 両足で比べると、足長の差が大きい(右23.5cm,左22.9cm)
足長(つま先からカカトまでの長さ)はいつもこの程度の差があり、自分で上から見ても、だいぶ左右差があるように感じます。
左は外反母趾で第1指(親指)が傾いているためか、第2指が長くなってしまいます。
自分で靴を選ぶときに気を付けているのは
- 両足とも、ゆるさを感じないサイズ感
- 右足の爪が当たらない
- 左足の外反母趾の突出してる部分が痛くない
- 足底のアーチが合う
- かかとが、ゆるくない
- 底の返り(底の屈曲)が良い
- 少し重さがある(重量が軽すぎない)
こんな感じですね。ぜひ参考にしてみてください。
いつも買う時は試すのに夢中になっていますが、両足のゆるさを感じない=小指が痛くなりにくい
私の場合は、これをすごく重要視してます。
小指が痛いのは苦痛で仕方ないですよね。
私の足を見ると左足の外反母趾(であろう曲がり)が気になります。
(自己判断なので外反母趾であろう、という表現をしてます。)
そして、外反母趾の割には、すこし厚みのある足です。
外反母趾というのは、横アーチの崩れによる開帳足→そこからの第1指の変形。
簡単な説明だとこんな感じでしょうか。
開帳足は、横アーチが落ちてくるという事なので、自然と甲の高さは低くなって来ますね。
甲高の逆、甲薄の方が多い印象です。
私の左足の変形は、子供のころからです。はっきり覚えています。
小1のプール授業、プールサイドで集合して座っているとき。
隣に座っていたお友達に『足の指が曲がっているね』と言われました。
『曲がっている??私の足って曲がってるの??』と、とても驚きました。
左右で形の違いがあるのは自覚していましたが、たしかにお友達の足はまっすぐ。
これが、左の親指の曲がりに気が付いた瞬間でした。
もしかしたら大きめな靴を履いていたのかもしれません。
今となってはわかりませんが、子供の頃から気を付けないとダメだな〜と今さら思います。
外反母趾の予防・筋トレ
外反母趾にならないように、足の訓練も色々ありますよ。
足裏のアーチとは筋肉なので、筋力トレーニングが大切です。
タオルなどを足指でつかむ練習とか。
指で歩くとか。
足でグーチョキパーとか。
足の専門家の動画がYouTubeにたくさん出てます。
「外反母趾」と検索して、いろいろ試してみましょう。
大事なのは、足裏の筋力です。
外反母趾が痛くなりにくい履き方とは?
外反母趾が痛いから幅の狭い靴は履きたくないというお声は、よく聞きます。
幅が狭い靴を履く必要はありません。
足幅がピッタリ、ゆるみが無い、という選び方が良いと思います。
ピッタリというのは狭いとは違います。
それでも、ゆるい靴を買ってしまった場合、長く使用しているうちに
- 非常に疲れる
- 靴の中にゆるみがあるので、動いてしまい足が痛む
- ゆるみで指が緊張状態になり変形する(ハンマートゥなど)
こんなことが出てきます。
まずは、履き方を見直してみましょう。
絶対に爪先はトントンしません。
- カカトをトントンします。
- 靴の中でカカトが密着したらヒモをギューッと締めましょう。
これは、子供にもぜひ教えてほしい基本中の基本です。
これをやるだけで、様々なトラブルが解消します。
外反母趾が気になる場合、特に幅のキツさが気になると思います。
幅のキツさが気になるあまり、ヒモをゆるくして履く方もいます。
ヒモをゆるくするのは、止めましょう。快適にするには逆なんです。
カカトとんとん+ヒモをしっかり締めるを必ずやってほしいです。
これによって、幅のキツいところに足が移動しません。
ほんの数ミリの違いですが、毎日の長い時間の歩行となると、とても重要な事です。
仕事中に足が痛くなる程、辛いことはありませんね。
ほんとにつらいです。
仕事途中で、靴を買い替えに来る方もいるほどです。
ぜひ、靴の履き方には気を付けてください。
外反母趾だけどパンプスを履きたい!
ここまでは、ヒモ靴の話ですが、ではパンプスの場合。
パンプスvs外反母趾。これは本当に苦戦です。
まず、パンプス選びで気を付ける点を挙げてみます。
- ヒール低めにする
- かかとピッタリ脱げない、幅ゆるくない
- 甲の高さが合っている~低めを選ぶ
- 甲のふちが当たらない
- ヒールが高い場合、足裏のアーチがピッタリ合う
- 爪先は5mm~1cm程度の余裕をもつ
ちなみに”甲のふちが当たらない”というのは写真の場所です↓
この赤丸の部分が当たるのは、ほとんどの場合、靴がゆるいです。
『私の足幅が広いので、ここが食い込んで当たります』と相談に来る方もいますが、実は逆でゆるいパターンが多いです。
ゆるくて、足が滑ってしまうんですね、そして食い込みます。
この状態は外反母趾でもよくあります。
靴の中で足が滑ってしまうと、靴の狭い部分に足が入っていくので、痛みがひどくなります!!
新しくパンプスを選ぶときは、滑り止め機能としてベルトのパンプスもオススメしてます。
こういう甲にベルトのあるパンプスですね。
ベルトで抑えるため滑りにくくなり、疲労感や痛みが減ります。
靴の中で足が滑るというのは、とても大きなストレスです。(足の気持ち)
パンプスは特に、靴内での足の滑り止めが重要です。
↑あとから付けられるベルト。
仕事用パンプスに使われる方が多いです。
お持ちの靴に中敷きを入れる場合、滑り止めのシリコンタイプの中敷きがおススメです。
↑こういうタイプです。
薄いものから厚みのあるものまで様々な種類がありますので、探してみましょう。
私も使っています。かなりいい感じです(^^)
滑り止めがうまく機能すれば、カカトがぴったりして、ふちの食い込みや、外反母趾の痛みも少し和らぐと思います。
外反拇趾の方へオススメ物としては、アーチがしっかりついた滑り止めもあります。
アーチを支えるというのがピンとこない方、履いてみるとわかります。
アーチが合うものは、足裏に隙間が無く、ピタッと収まります。
外反母趾の方は足裏のアーチの支えがとても重要です。
足の裏のカーブがピタッとフィットする物をしっかり選びましょう。
とても快適になりますよ!!
シリコンタイプだと、パンプスに使っても滑りにくいので外反母趾の部分が当たりにくくなると思います。
爪先までは埋めませんので、サイズ感はあまり変わらずに履けます。
外反母趾の施術はお医者様への相談になりますが、少しでも痛みが減ればいいなと思い考えてみました。また、思い出すことがあれば追記していきます。
なにかご質問があれば、お問合せ欄からご連絡くださいね~!
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せっかく気に入って買ったのに、痛くて履けないという困った靴はありませんか?
何度も履いているうちにとても汚れてしまってガッカリという靴はありませんか?
そんな眠っている靴を、もう一度履いてみませんか?
買った時の喜びを思い出して、楽しくお出かけしましょう!
お仕事用の靴が快適になると、パフォーマンスが上がりますよ↑
ぜひ、拝見させてください。
また大好きな靴になるように、一緒に解決していきましょう。
靴の事で何かお困りの方、どうぞ小さなことでもご連絡ください。
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