靴ひもを結ぶという事が、大切なわけ。

履きやすい靴を求めて

 

こんにちは。巡(めぐり)と申します。

靴が痛い・靴選びが難しいなどの靴のお悩みはありませんか?

そんなお悩みを解消したい!という活動をしています。

 

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靴の事を学んでいくなかで、動画やサイトを見ていると、多くの同じ内容が出てきます。

その1つに、靴ひもの結び方というテーマがあります。

これには、もちろん理由があるからです。

 

今日は、靴ひもの結び方と、その大切さについてのお話です。

履きやすい靴の、ひも靴の結び方

  • お出かけの時に時間が無い
  • ちょっと面倒くさい
  • そもそも、購入時からほどいた事がない

こんな事はありませんか?

ひも靴は、デザインとして必要というのはもちろんですが、とても大事な働きがあります。

では、まずはひも靴の履き方を解説します。

①靴ひもをほどき、履き口を大きく開ける
(ガバッと、しっかり開けます!)

 

②靴ベラを使い、足を入れる
(靴ベラは絶対使ってください。靴の劣化も減ります)

 

③靴下のヨレを整え、つま先を上げ、前の方からひもをしっかり締めていきます
(靴下のヨレが痛みの原因になる事もあり!ひもはしっかり締めましょう)

 

④つま先を上げたまま、ひもを引きながら、かかとをしっかり付ける
(大事な”かかとんとん”です。かかとに隙間を作らない!)

 

⑤つま先を上げたまま、紐をギューッとしっかり結ぶ
(ここで甘くすると、靴の中で足が固定されないので注意)

 

⑥足が固定されたら、靴のベロを引っ張る
(しっかり引っ張ってください、ヨレています)

 

⑦かかとに隙間がないか、再チェック
(かかとに隙間があると、靴擦れの原因にもなります)

 

⑧かかとがOKなら、つま先の捨て寸を1cm程度チェック
(5mm~1cm程度の隙間が必要です、捨て寸と呼びます)

 

こんな流れで、履ければOKですよ!!

イスがあれば、座って履くのがベストです。

しゃがんでも、つま先があがる方はそれでもOKです。

 

とにかく大事なのは、つま先を上げ、ひもをギューッとしっかり結ぶことです。

  • かかとに隙間を作らない
  • 隙間5mm~1cm程度を、つま先に必要

ざっくりですが、この2点は絶対的に守りましょう!

 

履きやすい靴のために、なぜひもの結び方が大切なのか?

玄関で面倒くさい故に、つい靴ひもをほどかずに脱ぎ履きしている方は多くいらっしゃると思います。

まず、この場合のメリットは1つだけ。時間が掛からない事です。

それしかメリットはないと思われ、デメリットがたくさんあります。

  1. 靴のかかと部分を踏みやすく、劣化が早い
  2. 紐をゆるめたままなので、足が固定されていない
  3. かかとが動き・脱げやすい
  4. かかとの履き口に靴擦れができやすい
  5. 足が固定されていないので、小指・つま先・甲が痛くなりやすい
  6. 底のかかと部分の摩耗が早い

パッと思いつくだけでも、これだけあります。

逆に、靴ひもを手順通りにしっかり結ぶと、これらが解消され、デメリットは時間が掛かるという事だけになります。

ならば、ほんの1~2分だけでいいので、靴をしっかり履く時間を設けてほしいです。

この、靴の履きかたは、良い話ではなく、靴のルールとして覚えていただきたいです。

1.~6.について解説します。

 

1.靴のかかと部分を踏みやすく、劣化が早い?

靴の履き口を大きく開かないと、履くときにどうしてもかかと部分を踏んでしまいます。

かかとの部分には、月型芯・カウンター、と呼ばれる硬い芯が入っています。

この部分ですね。触ると硬いです。

このカウンターを何度も踏んでしまうと、歪んでしまい型崩れからの靴擦れも発生します。

このカウンターを守るために、ひもをほどいて履き口をしっかり開き、靴ベラで足を入れるという事がとても重要です。

 

2.ひもをゆるめたままだと、足が固定されない?

1.で説明した硬いカウンターは、靴の中で足をしっかり支えてくれます。

ひもがゆるいままだと、このカウンターがしっかり機能せず、足がグラグラし足を守れません

足が靴の中でグラついてしまうと、歩行の踏み込みも蹴り上げもグラつくので転倒しやすくなったり、非常に疲れが大きくなりやすいです。

 

3.かかとが動き、脱げやすい?

2.の話と重複しますが、かかとがグラグラします。そして、ひもを緩めいているので脱げやすいですね。

これは履くときに早いですが、靴の中で安定しません。

脱げやすいほどかかとが動くとすれば、擦れやすく靴擦れの原因になります。

 

 

4.かかとの履き口に、靴擦れができやすい?

この部分に靴擦れができやすい方は、靴の履き方・かかとに隙間が無いか、確認してみましょう。

3.の話とつながりますが、安定しない分、擦れてしまいます。

 

5.足が固定されていないので、小指・つま先・甲が痛くなりやすい?

かかとの擦れもできやすいですが、靴の中で足が動くのは靴の中の隙間が多いからです。

ひもでしっかり締めていれば、靴の中で足が動きにくくなります。

締めていないと動いてしまうので、歩行のたびに

  • つま先にぶつかる
  • 小指が押され、こすれてしまう
  • 甲の部分に圧迫感を感じる

これらの痛みが出てきます。

このような症状を感じている方は、靴ひもの結び方をもう一度しっかり確認してみてくださいね。

サイズの大きい靴や、ひもを緩めて履くことが原因で、指のハンマートゥや外反母趾など、足が変形してしまう事があります。

 

6.底のかかと部分の摩耗が早い?

これは盲点かもしれませんが、緩めて履いている靴は、底を引きずっています。

ほんの少しの事ですが、足音さえ違います。

着地や蹴りだすときに、地面を引きずってしまっています。

靴の摩耗を減らすためにも、靴ひもはしっかり結びましょう。

 

靴ひもを緩めたまま履くことは、まったく良い事がありません。

デメリットばかりなんです。

足の痛み・靴の劣化・足の変形、いろいろなマイナスが発生します。

 

履くときの、ほんのひと手間です。

ほんの1~2分の手間です。

ほんの少しの時間ですので、ぜひ足と靴のために。

ひもをしっかり結ぶルールを習慣として、実行してみてくださいね!!

 

 

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